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<!--Generated by Squarespace Site Server v5.11.81 (http://www.squarespace.com/) on Sat, 18 Feb 2012 02:31:29 GMT--><rss xmlns:content="http://purl.org/rss/1.0/modules/content/" xmlns:wfw="http://wellformedweb.org/CommentAPI/" xmlns:itunes="http://www.itunes.com/dtds/podcast-1.0.dtd" xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/" version="2.0"><channel><title>和の伝道者その９</title><link>http://www.creative-platform.com/waden9/</link><description></description><lastBuildDate>Sat, 03 Mar 2007 06:03:22 +0000</lastBuildDate><copyright></copyright><language>ja-JP</language><generator>Squarespace Site Server v5.11.81 (http://www.squarespace.com/)</generator><item><title>和の伝道者その９</title><dc:creator>佐藤寛孝</dc:creator><pubDate>Sat, 03 Mar 2007 05:48:26 +0000</pubDate><link>http://www.creative-platform.com/waden9/2007/3/3/941319.html</link><guid isPermaLink="false">124297:1158521:941319</guid><description><![CDATA[<p><span class="thumbnail-image-float-none"><a href="http://www.creative-platform.com/display/ShowImage?imageUrl=%2Fstorage%2Fhiro-image%2FIMG_8320.jpg&imageTitle=1111687-700085-thumbnail.jpg" onclick="window.open(this.href, '_blank', 'width=788,height=525,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no'); return false;"><img style="width: 120px; height: 80px" alt="1111687-700085-thumbnail.jpg" src="http://www.creative-platform.com/storage/thumbnails/1111687-700085-thumbnail.jpg" /></a></span><br /><br />箏演奏家<br />黒澤有美さん<br /><br />聞いた話だが、英語の「パイオニア」という語には元々、主力部隊に先駆けて戦場へ行き、橋や道路や塹壕を作る工兵という意味があったそうだ。そのため「開拓する」とは後に、道を備えたり開いたりするという意味になったのだという。</p><p>「箏の世界では『２０ 絃 (げん) 奏者は女じゃない』なんて冗談があるんです」と黒澤さんは笑顔で語る。　　 </p><p>先日、カーネギーホールで開いたニューヨーク初の演奏会。袖のない衣装を着て登場した時、「箏イコール着物」と決め付けていた一部の聴衆から驚きの喚声が上がった。</p><p>オーソドックスな箏は１３本の絃で奏でる。しかし、彼女の専門は７本増えた２０絃箏。増えた分だけ音域は広がるのだが、奏者に求められる演奏中の動きも激しくなる。「長い袖のある和服では、めいいっぱい腕を伸ばして弾くことができない」。着物を諦めた細い二の腕に宿った筋肉が、演奏中に美しく躍動する。ここで聴衆の喚声は静かな感嘆へと変わった。</p><p>両親は箏曲家。子供の頃から１３絃箏を習ってきたが、２０絃箏に出会った時、「楽しいことができそう」と転向した。同じ箏、されど違う箏。</p><p>「伝統楽器」と一般に称されるのは１３絃箏。演奏に必要なテクニックすらも異なる２０絃箏は、伝道楽器「箏」と呼ばれながら、まだ誕生して３７年。２０絃箏で弾くための「古典」すら存在しない若さ。演奏曲の作り手には現代洋楽の作曲家もいる。</p><p>しかし、古典だって作られた当時は「新作」だったというコロンブス的な発想。だからこそ、将来２０絃箏を弾く演奏家たちに「古典を残す責任」がある。</p><p>箏が守られ生き続けてきた日本を飛び立ち、色んな音が混ざり合うニューヨークで奏でる音色。「言うことをぜんぜん聞いてくれない」箏と街。楽な道じゃない。</p><p>でも、「齢をとった時、『あの時は楽しかった』と考える生き方がいいじゃないですか」と彼女は微笑む。</p><p>伝統や古典。伝え、残す者がいれば、今まさに作る者もいる。それぞれが各々の道を行く。「そんな大げさことじゃない」と背中でいいながら。その是非は、後に続く者たちにゆだねつつ。</p>
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