どらやき五つ
日曜日, 2月 11, 2007 at 1:30午後 「How to become DESIGNER?」
佐藤記者(略:佐藤) 「以前から一度伺おうと思っていたのですが、遠藤さんは誰かに「デザイナーになりたいんですけど」と相談されることがありますか?」
遠藤(略:デ) 「ありますよ。でもデザイナーとはデザインをしている人のことであって、「なりたい」といわれたら、「デザインをすれば」としかいえません。たいていガッカリして帰っていきますけど。」
佐藤 「デザインをしている人はデザイナーというわけですか。では、デザイナーとして仕事を見つける方法を聞かれたらどうですか?」
デ 「自分のやりたい種類のデザインをまとめたポートフォリオを持って、自分のやりたい種類の仕事をしているデザイン事務所なりにいくのがいいのでは、と正攻法を伝えます。」
佐藤 「遠藤さんもそうやって仕事を見つけてきたわけですね?」
デ 「いいえ。僕は景気が良くて仕事が勝手に舞い込んできました。」
佐藤 「美大やデザインの専門学校。さらに今はオンラインでもデザイン技術を学べますが、やはりデザイナー志望者はこの手の学校を卒業するべきなのでしょうか?」
デ 「デザイナーに資格はありませんから、学校で教育されることが絶対に必要なのかはわかりません。そんな僕に分かっていることといえば、卒業証書を貰った瞬間から、全米中のデザイン事務所からオファーがバンバンきて、想像力を掻き立てられる仕事をバッサバッサとこなしていく。そんな夢を抱かせる入学パンフレットのデザインは最高のデザインだということくらいです。」
佐藤 「遠藤さんを見ているとデザイナーとは素敵な仕事に思えるのですが。」
デ 「これが実際はそうでもないのです。早朝10時出社ですし、会社のネットで漫才を見すぎていると怒られます。」
佐藤 「デザイナーはもてるという噂は本当ですか?」
デ 「ファインアートとデザインの違いというのは明確ですから、仕事の現場での住み分けはハッキリしています。」
佐藤 「なるほど噂は噂、例外もいるということですね。 話を変えますが遠藤さんは以前、「デザインは想像するところから創造が始まる」とおっしゃっていましたが、世の中にはデザインを見る人を想像できていないデザインぽいものが溢れていると思われますか?」
デ 「流行を真似た「カッコいいだけの」デザインを見ると、デザインぽいけどデザインではないなぁと感じます。詩人の谷川俊太郎さんがどこかで、「詩のようなものを書く人には読み手が見えていない」と述べていました。デザインも然りです。自分自身の作品を含めて、デザインの中に相手を納得させるクリエイティビティーが存在せず、ただただ自己中心的なだけのものがあります。」
佐藤 「遠藤さんとお話をしていると、真面目さと冗談が共存していることを感じます。デザイナーの方は往々にして、真面目な話と冗談を使い分けられるものなのですか?」
デ 「実は次回の記事では、「面白くないデザイナーには依頼しないように」という話しを書こうと思っていたんです。そういった意味では、佐藤さんは新聞記者よりもデザイナー向きですよ。」
佐藤「ありがとうございます。」
以上は、僕が書いて遠藤氏から「ボツ」をいただいた原稿である。
佐藤寛孝 |
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