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火曜日
2292009

いま、今川焼きがいいの



つまり、朝からずっと今川焼きが食べたかったってことなの。
なんでいきなりオカマ口調なのかってことはいったん置いといて
今川焼きが食べたかったのよ。

ほら今日ってシルバーウィークじゃない。
シルバーってださいネーミングよね。
なんでシルバーなのかって、あまりにもまっとうすぎる理由が準備されてて
ぜんぜんワクワクしないっつうの。

そんなことはされおきよ。いまは今川焼きよ。
連休に入ったばっかりのころから
なんか甘いものが食べたいなぁって思ってたのね、わたし。
それで今朝、閑散としたジムで走っていたら
答えがとつぜん分かっちゃったわけ。

「あっ今川焼きだ」って。

わかっちゃうとさ、案外あっさりしたもんで
今川焼きなら「つぶ」でも「こし」でも「しろ」でもいいぃってかんじね。
ダンベルの上げ下げの途中で今川焼きのこと想いつつ。
腹筋、背筋、今川焼きよ。

もちろん買って帰ったわよ。
つぶを二つほど。

そのときの気持ちですって?
そりゃー有頂天よ。まさに天にも昇る今川焼きってのはこのことよね。
ママチャリごと空飛ぶんじゃないかって疑ったわね、正直。ETよET。

家について、お茶をいれてね頂こうかしらって思ったら
テーブルの上にチョココロネが二つ置いてあったのよ。
「男ならこれを食べなさい!一つだけよ」って雰囲気につつまれて。
きっと同居している姉が買ってきてくれたのね。

右手に今川焼き。こっちはまだまだ熱々よ。
そして左手にはチョココロネ。
近所じゃちょいと有名なパン屋さんの絶品よねこっちは。

私ね、ダイエット現在進行形だけど
今日はいいやって、両方食べたの。今川焼きとチョココロネ。

そしたら気づいちゃった。
チョココロネほうが今川焼きより
人を幸せにするんだってことに。

すっごい事実じゃない?
私、今日は本当に冴えてるわ。

日曜日
3152009

息子ドラえもん

久しぶりに、田舎の母と電話で喋っていたら
先日母がTVで見たという
「青山のお店で、アロマピー効果のある
(アロマセラピーと言いたかったらしいが昭和20年世代は横文字が苦手である)
キャンドルなんだけど。
天然成分で作られてるから
溶けた後に肌にぬったりできるっていうのが売ってるんだって。
でもキャンドルなんだって。
すっごくいいなぁ~って思って、それが欲しいの」だと言う。

母は最近、いい香りのするキャンドルにはまっている
という噂を姉から聞いていたので
こういう突然のジャブ程度で僕は驚かない。

お店の名前とか商品名とか書き取ったのと聞くと、
「ほら、TVの情報って速いから・・・」と言う。

ようは「青山で売っているちょっと変わったキャンドル」という情報ONLYらしい。

「そんなんじゃ見つかるかわかんないなぁ」とつぶやく僕に
母の声を偽ったのび太君は堂々とこう言った。

「ほら、あなたコンピューターとかやってるんだから
こちょこちょって調べたらわかるでしょ!」


なんでもかんでも、無理難題を頼られるドラえもん。
君のちょっぴり嬉しくて、
でもかなり面倒くさい、
そんな複雑な気分がちょっとわかった気がしたよ。

木曜日
0942009

忘れたり、思い出したり。

前の晩から花粉症の症状がひどく
昨日はマスクをして仕事にでかけました。
微熱に一日ずっとフラフラ、
気分もすぐれませんでした。

夜、帰りの電車の中で
ボーっとしていて気が付きました。
マスクの匂いをかぐと
子供の頃の給食当番を思い出すなぁ~と。

そしてこんなことを思いました。
大好きなあの子はマスクの匂いに
どんな昔を思い出すのだろうか。

ポケットの中の右手が携帯を握り、
一瞬、メールを打とうか迷って
やっぱりやめました。
次に会った時に、覚えていたら尋ねてみようと思ったからです。
たぶん「なんでそんな変なこと聞くの?」って顔をされるでしょうけど。

きっと、スピードはコミュニケーションの醍醐味ですが、
スピーディーであることが本質なのではありません。

忘れたり、思い出したり。
四季があって、季節はやっくりとやってきます。

ゆっくり時間をかけて建てた家が
プレハブの「あっという間」の家よりも
強固で快適で長持ちするとはかぎらないかもしれません。
でも、
建てた人や住む人の
思い入れや愛情は深くなるような気がします。

そういえば、矢野さんも
「壊した家を出たくせに 今私たちは新しい家をつくる」って歌っていました。

「十代の時に反抗して家を出て。「家なんて」って
思うくせに、結局結婚して「自分がつくっているのは家だろ」って、
姉さんは子供を二人育てている時に気がついたそうなんです。

この話を聞いたとき、いいなぁって思いました。
時間がかかったけど、なんとなく本質的なことに
アッコ姉さんはちゃんと
自分で気がついてきたんだなぁってことがです。

人が一人では生きられないように
コミュニケーションとは突詰めれば「生きる」ということなのかもしれません。
そうなると、忘れたり、思い出したりしながらってのは
やっぱりいいなぁと思います。

木曜日
2632009

えがお

ちょっとだけいいことやうれしいことがあった時、
ついつい笑顔になっていたら、
まわりの誰かに
「なんかいいことあったの?」と聞かれて
さらにうれしい気分が二割増しってことがありませんか?

すっごく美味しいカレーを作るお店の噂を聞いて、
さっこく食べに行ったら
「学生は大盛り無料」って書かれてあった時みたいなもんで、
幸福のおまけつきって奴であります。

こんなことを考え始めると、
きっと知ってもらいたいって気持ちって
人には初めからそなわっているんだろうなぁっと感じます。

それはつまり、ジャーナリズムの本質でもあるんです。

でも現実は知ってもらいたいこととは限らない情報の方が
ずっと幅を利かせていますわな。
それは、「知らなければならないこと」「伝えなければならないこと」って奴で
そいつを伝えるだけで新聞もTVもいっぱいっぱいなんです。

まぁ、でもそれはいいじゃないの。新聞やTV報道の世界の話なんだから。
って思っていたら、
ふと自分が誰かとかわすコミュニケーションも
「伝えなければならないこと」ばっかりになっていたりしてぞっとします。

「伝えたい」って心が欲するメッセージを
まずはちゃんと自分でキャッチできるようにしておかないと、
誰かの心に届く言葉に出会えなくなっちゃいそうであります。

金曜日
2722009

熟成・・・つづき。

数年前、会社で働くことを諦めフリーで仕事をしていくと決めた時、
僕はある企業の株を買いました。

ちょっとした、屈折した自分へのエールのつもりで買ったんです。
なんていうか、
記者として自分自身が成長していくことのほかに
会社という一つの集団の成長を体現するっていう
会社で働く醍醐味みたいなものへの憧れみたいなものが
自分の中にきっとあったんでしょうね。

だから、一つの企業を決めてね、
そこの株を買ったんです。
こっそりと成長を観察して
会社の成長のおすそわけというか疑似体験をしようっていう。

それ以来、他の企業の株を少しずつ買ったり売ったりしてきたわけですけど、
その時に買った株だけはずっと置いておいたわけです。
増やしも減らしもせず。

それで、最近になってね
ここんところの不況で世界中の株価が下がっているもんですから
あらどうしたもんでしょうっていやおうなしに考えていたら
あれあれあれ、
なんかそういえばこれってワインのエイジングや
チーズの熟成に似ているなぁと気がついたんです。

人生ってワインやチーズと同じ匂いがすると思いませんか?

人はつまりそれぞれ別々の酒樽なのではないかと思うわけです。

別に最近プクっと出っ張ってきたじぶんのお腹や
ちょっと気になる加齢臭の話じゃありません。

僕が個人的に
ワインやウィスキー、チーズというものを
ちゃんと味わうようになったのは
たかだかここ五、六年の話です。

特にウィスキー、スコッチにはそこそこお世話になっております。
誰かと飲むならビールかワイン。
一人酒にはスコッチがベストであります。

スコッチには必ず、「何年もの」といった
「ねかす」という価値が存在します。
熟成とかエイジングってやつです。

スコッチやワインが二十歳にならないと飲んじゃ駄目って法律が
なかなか的を得ているのは
お子ちゃまにはこの「熟成」っていうコンセプトが分かりにくいからではないでしょうか。
(同じ理由で、個人的にはビールは16歳くらいから飲んでもいいような気がしておりますが)

はっきりいって、成長の盛りにエイジングなんていう考えが魅力に思えたら変態です。

それから、毎日、ちゃんと眼を開いて生活していると
それなりに面白い出来事や話に出会います。
これを直ぐに友達に話したくなるのは若さのいたりです。
大人はこういう出来事に出会うと少し寝かすんです。
これもまたエイジングですよね。

そして飲み頃のタイミングで
味の分かる相手に提供するのです。

人生は熟成させてこそ価値が生まれるのかもしれません。

そして、人生という言葉を「恋」や「愛」と置き換えてみても面白いわけで。
とどのつまり、
ワインとチーズの美味しい国の人と婚約した友人が
キラキラと輝いておりましたってお話でありました。