P.S 遠藤様
木曜日, 12月 25, 2008 at 9:28午前 ブランディングはありのままの姿をありまま伝えることかぁ。
なるほどねぇ。
農耕型ビジネスの話が出てきたけど、
たしかにトップブランドベスト100とかに登場する日本企業って
TOYOTAにしてもHONDAにしてもSONYにしても
工場で大量生産したモノを売るって商売ですよね。
日本企業がグローバルビジネスとかいってもさ
ようは売り先が国内マーケットから
世界マーケットに広がっただけで、
商売の本質、つまり、
原材料を輸入して加工し、
製品を輸出して成り立っているっていう
典型的な加工貿易国家ってところは変わってないからね。
モノづくりは国の経済的国策として間違ってはいないと思うけど
であればさ、モノつくって世界有数のGDPを得られない時代にはなっているっていう
当然の認識を持たないとまずいでしょうね。
その上で、例えば国家財政を見直すとかしないと、
社会保障のさらなる深刻な崩壊が起きちゃうよ。
非正規雇用だって、
確かに派遣で働いている人の中には
派遣という就労スタイルが性に合っているって人もいるだろうけど
メーカー系の工場で派遣社員として働いている、いた方の多くはさ
仕事は社員と変わらず、保障は少ない派遣社員という立場から
正規雇用に切り替えて欲しいって願っている人の方が圧倒的に多いわけですよ。
バブル後の就職超氷河期世代なんて、
正規雇用先が見つからなかった世代でもあるんだからね。
派遣法が99年に改正されて派遣社員を色んな業界で使えるようになったのもこの時期でさ。
なんとかバブル以来の景気が回復したっていわれていた去年、一昨年を例にとってみても
有効求人倍率なんかは99年頃の0.5から1.5までアップしているわけですよ。
これだけ見ると、仕事が欲しい100人に対して150の仕事があるわけだから
確かに景気がいい証拠って思えちゃう。
でも、実際には8年連続で給与総額は下がり続けている。
庶民は好景気を実感できないねじれ現象がおきちゃう。
おかしいじゃん。
そりゃそうなんですよね。
だって、正社員の有効求人倍率はあいも変わらず0.5あたりで推移していない。
1.5っていう数字は、非正規雇用者を含めたものだから、
社会全体として給料が上がらないのも当然なわけですよ。
でも、企業の業績は上がっていた。
そんな企業はなかなか正社員として雇うわない。
大輔が言うとおり、「切る」オプションに惹かれるからね。
で、今回の突然の金融不況。
企業は直ぐに派遣を切る。そのうち、正社員にも手を出すかもしれん。
それが、日本を代表するって言われるブランド企業の
ありのままの姿だとすると、
なんか残念なくらい魅力なんか感じないですよ。
話がだいぶ脱線してしまいましたが、
たとえば、現在の底なしの不況に苦しむメーカーさんから
フライングマシーンにブランディング・コンサルタントの依頼があったとしたら
どんなアドバイスをするんですか?
仮にトヨタやソニーだったら。
こういう状況だからこそ、長期的戦略を考えるブランディングとかPRが
有効なんじゃないでしょうか、と素人は考えるのですが、どうでしょう?

Reader Comments (5)
久々に見たら、面白い話題が進んでいるので、
ちょっとコメント。
不適切であれば削除してください。
ブランディングはありのままの姿をありまま伝えることという点に関してですが、
一つの側面としてはそうだと思います。
ただ、別の側面として、ブランディングにより会社の体質を変えることもできると思うんです。
つまり、ブランディング次第では、会社は悪い方へも良い方へも向かうことができると
思うんです。だから、ブランディングはすごく大切なんです。
その経営者層の思い入れを是非ブランディングのプロには当事者意識を持ってもらい、
一緒に考えてほしいのではないかと考えます。
あと・・・「派遣」という点に関しては、
人材会社で働く者から1点コメントさせてもらうと、
「派遣社員」として働いている人、「派遣社員」を雇用している会社の、
背景であるとか、気持ちをもう少し考えて記述するといいかもしれないです。
細かい点はあえて書きませんが・・・
以上、多くの人の人生を抱える各企業の経営陣の苦渋が最近身に染みる、
そんなサラリーマンのコメントでした♪
なるほどね。
企業のありのままを伝える、というか、
ありのまましか結局はつたわらないのではないか、ということかな。
ブランディングの定義というのはきっと色々とあると思いますが、
「ブランドを育てる」というのもその一つかもしれませんね。
エクスターナルなブランディングばかりが注目されますが、
インターナルな効果も確かにあるわけで、
会社で働いている人が、一つのイメージを共有するというのは、
たしかにブランディングの一つの効果ですね。
会社の持っている貴重なアセットやアトリビュートを
より明確にし精錬してゆくこと、
すべてのタッチポイントにおいて、そのイメージを的確に伝えること。
などなど、ま、定義は色々だと思いますが。
あと「派遣」を十把一絡げに、
ステレオティピカルなイメージだけで書いてしまいすみません。
色々な「派遣」と、それを採用する会社があるのは、もっともであります。
であれば、その現状を報道するメディアも、
危機感だけをあおり、マスが求めているイメージ通りのニュースばかりを
発信するべきではないのだろうね。
と、また、メディアを十把一絡げにしてますな。
すみません、すみません。
派遣社員を雇用している会社の
背景や気持ちっていうのは興味がありますね。
それと、個人的にはですが、
非正規雇用の話は、
いまだに大多数の日本企業が新卒者の一括採用を
正規社員雇用のベースにしていることのデメリットの部分との
兼ね合いも大きいなぁと取材していて常々思います。
アメリカ式の金融資本主義がこんなことになって、
また新たに会社って誰のものなのかなって考えます。
いや、もしかしたら、
誰のためのものなのかな、でしょうか。
聞くところによると、会社は株主のもの、
というのがアメリカ式の金融資本主義で、
株価をあげるために、人を切って、ROI とかをバンバンあげて、
CEO はストックオプションのために働く、ってのが、
昨今のアメリカ式だったらしいではないですか。
それじゃぁ、会社自体の力は落ちるのは当たり前で。
日本も後追いでそういう風潮になりつつあるのかな。
ベンチャーキャピタリストの原丈二さんは、
会社は社会のもの、というようなことを言っておりました。
「21世紀の国富論」、なかなか面白かったなりよ。
読んでみるなり。