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<!--Generated by Squarespace Site Server v5.11.81 (http://www.squarespace.com/) on Sun, 19 Feb 2012 14:43:42 GMT--><rdf:RDF xmlns:rdf="http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#" xmlns:rss="http://purl.org/rss/1.0/" xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/" xmlns:sy="http://purl.org/rss/1.0/modules/syndication/" xmlns:admin="http://webns.net/mvcb/" xmlns:content="http://purl.org/rss/1.0/modules/content/" xmlns:cc="http://web.resource.org/cc/"><rss:channel rdf:about="http://www.creative-platform.com/2-8-ban-dasya/"><rss:title>第二回：８番打者の憂鬱</rss:title><rss:link>http://www.creative-platform.com/2-8-ban-dasya/</rss:link><rss:description></rss:description><dc:language>ja-JP</dc:language><dc:date>2012-02-19T14:43:42Z</dc:date><admin:generatorAgent rdf:resource="http://www.squarespace.com/">Squarespace Site Server v5.11.81 (http://www.squarespace.com/)</admin:generatorAgent><rss:items><rdf:Seq><rdf:li rdf:resource="http://www.creative-platform.com/2-8-ban-dasya/2007/2/9/907144.html"/></rdf:Seq></rss:items></rss:channel><rss:item rdf:about="http://www.creative-platform.com/2-8-ban-dasya/2007/2/9/907144.html"><rss:title>第二回：８番打者の憂鬱</rss:title><rss:link>http://www.creative-platform.com/2-8-ban-dasya/2007/2/9/907144.html</rss:link><dc:creator>遠藤大輔</dc:creator><dc:date>2007-02-09T21:06:13Z</dc:date><dc:subject></dc:subject><content:encoded><![CDATA[<p>&nbsp;</p><p>「つまり、野球もデザインも、４番は原（HARA) で決まりってことですね」<br /><br />開口一番、ビジネスウィークの佐藤記者は電話越しにそう言い切った。わけがわからず言葉を失っている僕に、これはヤバいと思ったのか「原研哉は日本デザイン界における４番バッターなんじゃないかと」と、やや遠慮がちに付け足した。<br /><br />確かに原研哉と言えば、今や日本にとどまらず世界的にその仕事を認められたデザイナーである。その名も無印（ノーブランド）というブランドを世界的なブランドにした原研哉の功績は多くのメディアで取り上げられ賞賛された。その思慮深く示唆に富んだ作品群を前にして、僕のような弱小デザイナーはただただ「ははぁー」とひれ伏すしかない。佐藤記者は、どうやら原研哉のエッセイ集「ポスターを盗んでください」を読んでいたく感動したらしい。<br /><br />しかし、である。８０年代後半を野球少年として暮らした佐藤記者にとって、巨人の若大将こと原辰徳がヒーローであることはわかる。彼としては満塁ホームラン並みの粋な洒落を飛ばした気でいるのだろうが、正直、「振り逃げ」がいいところだろう。つくづく新聞記者にしておくにはもったいない逸材だ。<br /><br />それにこっちは、テレビ局のブランディング・プロジェクトが始まり、ムードボードとウェブサイトの作成が同時進行していて大忙しなのだ。ついでに確定申告だってまだ終わっていない。くだらない冗談につきあっている暇などないのだ。<br />そこで、アンドロメダの彼方から宇宙人が突然攻めてきたということにして、体よく電話を切ろうとしたが、ふと考えた。佐藤記者はいったい原研哉の何に感動したのであろうか。<br /><br />僕の殺気を察したのか、さっきから黙り込んでいた佐藤記者は、「デザインをちゃんと説明してくれるところなんかが」と消え入るような声でそういった。結構いい奴なのだ。僕はちょっと反省した。<br /><br />なるほど、デザイナーに質問してはいけないと思っている人は多い。それは阪神ファンになぜ飛び込むのかと尋ねるようなものなのだ。そしてその原因は、少なからずデザイナーの側にあるのではないだろうか。質問されるとおもむろに不機嫌になるデザイナーは少なくない。自信がないくせに、自我ばかりが先走るデザイナーの独りよがりな説明は、時間を無駄に浪費し、デザインミーティングはデザインを向上させる場になるどころか、お互いのギャップを広げ「じゃ、まぁ、そういう感じで」に落ち着いてしまう。そして「デザインと長嶋はわからない」という神話が流布するのである。<br /><br />しかし、原研哉のエッセイを読むと、デザインが単に感覚的なものではなく、むしろ非常に理性的なものである事実に出会う。デザインとは、一人の人間の気まぐれに左右されるような曖昧で表面的なものなのではない。それはむしろ、対象に対する深い理解と、集中的な思考の末に必然的に浮かび上がってくる、そのもののあるべき姿なのだ。それは、理路整然と説明できる一つの「ビジネス・ソリューション」であるべきなのである。自分のデザインをわかりやすく説明できる能力、それは一人のビジネスマンとしての原研哉の成功と決して無関係ではないだろう。<br /><br />電話越しに深く納得している僕に気を良くしたのか、佐藤記者は言った。<br /><br />「まぁ、そこへいくと、遠藤さんは、打順的には８番打者ですね」<br /><br />「はぁ。で、どういうことですか？」<br /><br />「いや、ただなんとなく・・・」<br /><br />僕は無言で受話器をおいた。<br /></p>
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