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水曜日
9122007

アルゼンチンバナナ

ありえそうでありえない現実というやつが
とつぜん自分の人生に降って湧いたら
君やぼくはどれだけ柔軟に
そんな世界と向きあえるのだろうか。

主人公は友人から、
自分の父親が近頃、
街で有名なアルゼンチンババアの家に
出入りしているらしいと聞いたとき、
笑う。

よしもとさんって本当に上手い。

そんなわけがない。
信じられない。
そんな気持ちの時、
僕らはまず笑う気がする。
大きな声で笑うと、
信じたくない現実が
気持ち嘘っぽくなるって知っているから。

そういえば、
アルゼンチンって国を持ち出してくるあたりも
さすがはよしもとばななじゃない?
知っているようで知らない国。
微妙な場所、
絶妙な距離感。
アルゼンチンにまで
わざわざきちゃったもんぼくなんか。

物語は死からはじまり
不思議な再生のドラマが続く。
主人公の再生。
主人公の父の再生。
主人公の従兄弟の再生。
そして、新しい命の誕生があり、
また、死で終わる。
死から死で、
こんなに納得できる読後感も
よしもとさんだからなのかって思っていたが、
いやまてよ、
再生と死と誕生の順番は
こんなに単純ではないのかもしれない。

子供の頃、
ぼくは観覧車が好きだった。
大きな観覧車。
あれに乗って
ぐるっと一周・・・してきても
やっぱりぼくらは
スタート地点で降ろされる。
そりゃまぁ、観覧車だもん。
どこにも到達なんかいたしません。
それなのに、
なぜか世界が少し違って見えた。
地球は丸いらしく、
ぐるぐるとまわっているらしいから、
まぁ、ぼくや君の
信じられないような現実も
ようは、観覧車みたいなもんです。きっと。

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Reader Comments (4)

タイトル、うまいわー!さすがコピーライター

9月 12, 2007 | Unregistered Commentereri

ん~、、??

9月 15, 2007 | Unregistered Commenterしゅーくん

なになに、意義ありですか?

9月 20, 2007 | Registered Commenter濱地 絵里

意義?異議??

10月 9, 2007 | Unregistered CommenterS君(LA)

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