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土曜日
5312008

4分間のピアニスト

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映画を見に行って大笑いしたり
大粒の涙を流したりすることがある。
安くない料金を払って二時間の娯楽を買うのだから
泣けたり笑えたりする映画に出会えるのは重要だ。

主人公のジェニーを演じた
ハンナー・ヘルツシュプルングという若い女優の
演技がとにかく圧巻だった。
こんなに混乱した役を
ここまで真っ直ぐ逃げずに表現できるのである。
その一点だけでもこの映画は見る価値がある。

劇中で流れる全ての音楽は文句なしにすばらしいものなのに
この作品はけして「音楽とはすばらしい」なんて言っていない。
なんというか、二人の天才が交じり合おうとして
けして交じり合うことのない世界では
そんなに安易なテーマを描いていないのだと思う。

ドイツですごい映画が作られたと聞いて
のこのこと映画館に出向いて行った僕は
ただただ言葉を奪われてしまった。
この作品を見て、
もし涙が流れるとしたら
それは言葉を奪われた、その後だと思う。

4分間のピアニスト

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