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日曜日
3302008

「雨の木」を聴く女たち

という短編集を読んでいます。(著者:大江健三郎)

めったに小説等を読まない私がなぜこの一冊を読んでいるかというと
今弾いている日本人作曲家:武満徹さんの「雨の樹素描」という曲のタイトルは
ここからきていると先輩が教えてくれたからです。

マンハッタンの紀伊国屋では在庫切れだったので日本からとりよせました。
父が送ってくれたそのカバーがなんと
新宿の紀伊国屋のカバーだったのは
それはそれで偶然だなあと。

雨の木はハワイにあって
指のはらくらいの葉っぱがたくさんついてて
真夜中にふった雨がその葉っぱにたまり
そして少しずつその水が地面におちていく感じ。
しずくのような感じ。
次の日の昼間まで水分を確保できるというのです。
晴れたハワイの木の中でその木のまわりだけは
いつも湿っている。

このミステリアスな雰囲気をもつ真夜中の木と
葉っぱが風に吹かれてなんかうなってるような感じの音と
水がしたたり落ちる音がたくさん入ってるんです。この曲には。

でもまだよく分からないのは
なぜこの曲(雨の樹素描Ⅱオリビアメシアンの追悼記念のために書かれた曲)の
タイトルに雨の木が選ばれたのか。

武満さんと大江さんはお友達だったそうです。
理由はそれだけではないよね。もちろん。

大江さんのこの短編集を読んでいると
「人が死に向かって生きている」
という表現が何度も使われています。
なんてネガティブな人だろって最初から思ってたんだけど
あることを思い出したの。

何年か前にガンの治療を受けていたある友人が
「死を身近に感じる」って言ってた。
重い言葉だなってその時思った。

昨夜ぴなこの叔母が病気で亡くなりました。日本からの連絡でした。
先週叔母を姿を見た母が
「自分がもうすぐ死ぬというのを知るというのは。」って
言葉につまったのをふと思い出した。

この作者もものすごく死のことを考えている。
そして雨の木。水の音を鳴らしながら生きている。。
そんな対比?かなああ。

よくわかんない。
もうおしまい。

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